いきなり夏が終わる

2020年の夏は終わりました。残暑らしい残暑もなく、いきなり暑くてたまらない夏が終わり、秋が始まってしまったのであまり「なごり惜しい気持ち」を味わうこともなかった気がします。

いつもの夏だったら、夕方に聞くツクツクホウシの蝉の声に夏の終わりを感じたり、草むらのこおろぎが鳴き出したとか、冷麦や素麺をあと何回食べるだろうなんて思ってみたり、日常のあちこちになごり惜しさがありました。

このなごり惜しい気持ちどうしよう

リモートでの仕事が始まってオンラインミーティングが日常になり、zoom飲み会やお茶会も頻繁になりました。私が戸惑ったことは、終了後、画面の部屋から退出したあとの「なごり惜しい気持ち」の扱い方でした。

リアル飲み会が終わった後は、飲みの席での話が切れないとか、次の二次会に行くかどうか?とか、店の前でたむろするとか、そういうのがあります。リモートになったら、下戸の私は電車の時間を気にしながらソワソワするとかもないわけです。きっとこれらは「なごり惜しい気持ち」を転がす時間だったんだと思います。

かたやリモート飲み会そういうのがないわけです。。接続を切ると寂しさが漂い、この気持ちどうしてくれるの〜、このあとどう過ごせばいいの〜、と「なごり惜しい気持ち」の扱いに戸惑いがありました。そこで新しいルーティンを見つけて、新しい様式を作ってみようといろいろ試してみました。その一つに、参加した人には自らルームから退出していただき、私は見送るという方法です。バイバ〜イと見送る時間があるのはなかなか新鮮です。新しい生活様式は、こうして置いてけぼりになるこれまでの気持ちを、どぉ〜どぉ〜とやさしくなだめてあげると良さそうです。

こういう些細な気持ちを持ち込んで、参加した人たちとシェアできたら誰かの役に立ちそうな気がします。

今後の予定

10月の駄弁り会の日程です。現在、私と面識やつながりがあって教える仕事をしている方を中心におこなっています。参加希望の方はメッセンジャーにてお知らせください。

2020年10月17日(土)20時30分~〜22時 定員8名(無料)